インドの都市間の移動方法は列車がメインの移動方法となる。
列車に乗る前は胃に穴が開くんじゃないかというくらい結構緊張していました。
列車が1時間、2時間と遅延するのは当たり前。下手したら10時間、20時間も遅れる。
インド人に「この列車でいいのか」と聞いたら全然違うホームの場所を教えられるという情報があり、間違った列車に乗らないかというのが不安でした。駅職員だとしても適当なことを言う。
インド人というのは人に何かを聞かれたとき、たとえば道を聞かれたときなど「わからない」と答えるのが恥ずかしいことにあたるらしい。それで、わからなくてもとりあえず適当に答えるというのだ。それでインド人に道を尋ねるときはたくさんの人にも聞いたほうがいいらしい。
わからないと言ってくれたほうがありがたいんだけど。
そういうこともあってチキンハートである僕は緊張していた。
結果的にはコルカタからは以外にすんなりと乗ることができました。
出発2日前にチケットを購入
コルカタではチケット売り場が駅ではなく違う場所にある。
※googlemapには存在しないため、近い場所をピン止めしています。
indian bankのある北の横の通りにあります。
この建物でチケットを購入できます。右上の列車の写真が目印です。
中に入ると右側の奥のカウンターに職員のオッチャンが座っているので行きます。
「チケットを買いたい」と言うと、記入用紙を渡されて台で記入するように言われました。
・・・
どこに何を書けばいいんだ?しかも全部英語だし。
そう思い、再び窓口に行き
「言葉が理解できません」
そう言うと、記入すべき場所を丁寧に質問をしながら教えてくれました。
列車のシートにはクラスがあり、どの座席を買うか悩みどころでもあります。バックパッカーの間でよく買われるのが3AクラスとSLEEPERクラス。
3Aクラスはエアコンつきの3段ベッドで、枕、毛布シーツ付で900ルピー程度。
SLEEPERクラスはエアコンなしの扇風機付の3段ベッド。枕、毛布、シーツなし。インドの貧困層が主に利用し、盗難や睡眠強盗が発生することもあるらしい。400ルピー弱。
悩みましたが、インドの真髄を味わうためにSLEEPERクラスの座席を購入しました。
後で色々なブログを観てSLEEPERはやめたほうがいいという記事をみて怖気づきました。やっぱり3Aにすればよかったかなー。
移動当日
出発駅であるハウラー駅へと向かう。
多くのインド人で溢れてる。平気で駅のど真ん中で寝てるし、ほんとに生きてるの?という人も何人か見かけた。
構内には電光掲示板がたくさんあるので、自分の列車のホーム№を確認します。
僕の乗る列車№は13009のDOON EXSPRESSという列車で20時半発。どうやら8番ホームらしい。
ここだ!
遅延はしていないみたいだ。
列車はめっちゃ長いです。
僕の乗る車両はS6。
車両の入り口に紙が張り出されていて、そこで自分の名前があるかどうか確認することができました。
中に入り込むと薄暗い。
貧困層が乗る車両ということもあって、あまり綺麗とはいえなく、監獄のような雰囲気。
食べ物や飲み物の車内販売もやってました。
一番下のベッドは寝るとき以外は椅子の役割を果たしていて、寝るときになったら背もたれのように見えるベッドを取り出して寝るというスタイル。
一番上段のベッドは常にベッドが使えますし、寝るとき以外は下の座席に座ることもできます。
僕は43番の一番上のベッド。
荷物は自分のベッドに置けました。下のベッドと比べて、寝ているときに荷物を持って行かれる確率は減ると思います。
寝るときは荷物をベッドの端っこに寄せて、頭を荷物に向けて眠りました。そこそこ快適に眠ることができました。
列車のなかはムワっとした空気で暑かったのですが、寝ているときに扇風機の風が直撃し続けます。次第に寒くなってくるのでエアコンなしとはいえ長袖長ズボンのほうがいいです。
僕はパーカーを上に着込んで、下は短パンのままで扇風機の風を浴び続けた結果、風邪を引いてしまったようです。
出発から約15時間後、到着予定時間の1時間遅れで無事に到着することができました。
駅についてもアナウンスが何もないので、駅の標識を観るかGPSで現在地の確認をひたすらしてました。
さいごに
乗る前は緊張していましたが、乗ってみると以外にすんなり乗ることができて安心。
今回は何のトラブルもなく目的地に到着することができました。
- 3段ベッドの場合は一番上段がおススメ。
- SLEEPERクラスでも、そこそこ快適。だけどたまに盗難などのトラブルが起こることがある。
快適さのランクが落ちてもいいのであればSLEEPERクラス。
安心で快適さを求めるなら3A以上のクラスがいいと思います。
今度は3Aに乗ってみようかな。