天国と地獄を味わったレーへの道。
泥のように眠り、朝起きたら熱は下がっていた。
高所のせいか、朝はものすごく寒い。寒いけど暖房器具とかは一切ないです。
レーは冬になるとシーズンオフでゲストハウスのほとんどが営業しないからだと思う。
冬の北海道で、朝にストーブのタイマーなしで目覚めるような気分。
体の調子は絶好調ではなかったけど、レーの町を散策した。
日差しがきつくて暑いと思いきや、日陰に入ると風が冷たくて寒く感じる。
暑いんだか寒いんだかよくわからん。
マナリもだったけど、現地人のファッションが今まで見てきたインド人をは違う。
とりあえず王宮に行ってみよう。
王宮に行くには坂道を登らないといけない。
坂を上っていくとすぐに息が切れる。太ももがすぐに疲れるのは酸素が薄いせい?それともただの運動不足?
屋上からはレーの街を一望することができました。
町は高い山々に囲まれている。
なんとなく周りの景色を見ると「ずいぶん遠くに来てしまったな」という感じがする。
まあ、このレーの町へは飛行機で来れるんだけどね。デリーからたったの1時間半で。
マナリ、レー間の絶景を拝みたい場合は陸路が絶対おすすめだけど。
僕はデリーからマナリで15時間、マナリからレーで18時間の合計33時間かけて来たけど、帰りは飛行機で帰った。
実は、まともに観光したのはレーの王宮だけ。
本当はツアーとか組みたかったけど、気力と体力がなかった。
高山病のせいか胃が毎日気持ち悪い。食欲はあるんだけど、胃が受け付けないという状態。
レストランで食事を頼んでも全部食べきれない。ハンバーガーも半分しか食べれないし、サンドウィッチも食パンの4分の1程度の大きさしか食べられなくなりました。
夜はスープのみを食べる日々が続いた。だけどスープだけだとすぐにお腹がすく。
夜中は胃が空っぽで気持ち悪いという悪循環に陥りました。
今まで生きてきたなかで、こんなにご飯が食べられないのは初めてだったかもしれない。
さらに下痢になりました。この旅一番の下痢です。
でもお腹は痛くないという謎の症状。
これも高山病のせいだろうか。
レーは4泊したけど、その半分ちょっとが高山病で気持ち悪かった。
食欲はレーの町を出たらすぐ元に戻り、モリモリご飯を食べれるようになった。
酸素が足りなくて胃があまり機能してなかったのかもしれない。
下痢も治まったけど、今度は逆に便秘になりました。
この旅2度目の便秘。
海外に来る前は便秘になったことなんて一度もなかったのに。