平和すぎる。
話しかけてくる客引きのインド人はいないし、クラクションも都市部に比べて少ない。
札幌の9月上旬の気候に似ている。昼間は太陽が照って少し暑いけど、都市部に比べれば大したことはない。朝と夜はとてつもなく寒い。
夜は長袖と長ズボン必須です。
「同じインドとは思えない」
これが正直な感想。
コルカタ、バラナシ、デリーの騒々しさから一転、大自然に囲まれてのんびりしている。
インド北部のマナリ。
標高2050mのところにある避暑地として人気の町。
インド疲れがすべて吹っ飛ぶくらいリラックスできます。
デリーから15時間のバス移動
17時半から、次の日の朝9時までの移動でした。
スリーピングバスではないので、寝るときは椅子を倒して寝るしかない。
脚のふくらはぎの部分にもシートがあり、その角度を変えることで脚を持ち上げることができる。
気休め程度だったけど。
タイやラオス、ベトナムの道と比べてデコボコしている。
急カーブが多く、運転手がハンドルを切るたびに左右に大きく振られる。
シートにおいておいたはずのペットボトルやお菓子がいつの間にかなくなっていて、バスが曲がるたびにカランコロンと左右に転がる。
僕はひたすら寝てた。
マナリは大きく3つのエリア分かれている。
ニューマナリ
人が多くこのエリアに集まっている。
たくさんのレストラン、お土産、雑貨屋さん、ホテルがあります。
マナリの中で1番、町という感じがします。
オールドマナリ
僕が宿泊したのはこのオールドマナリ。
人が多く歩いているニューマナリとは違い、ぽつぽつと観光客が歩いている程度。
ものすごく落ち着けます。
宿は再出発してから初めての個室。
1人で過ごす夜はこんなにさびしいものなのかと思いました。
バシスト
公共の温泉があります。
長期滞在者はここに集まるらしい。
ニューマナリやオールドマナリに比べて少しだけ高所にあるので、ここが一番眺めがいい。
今回、このマナリという町には今回2泊しかしません。居心地はものすごくいいです。もっと居たいです。
インドに来た最大の目的はさらに山を越えた先にある、レーという町に行くこと。
なのでマナリは通過点としか考えていませんでした。
何も下調べせずに来たら予想に反して雰囲気もいいし、居心地もよくて最高でした。
コルカタとバラナシで、ダラダラのんびりしてたらインドの出国までもう1週間切ってしまってます。
後ろ髪引かれる思いだけど、レーの滞在日数を増やすため早めに立ち去ります。