1ヶ国目【タイ】バンコク→パタヤ→バンコク→チェンマイ→パーイ→バンコク→
2ヶ国目【カンボジア】シェムリアップ→プノンペン→
3ヶ国目【ベトナム】ホーチミン→ニャチャン→ホイアン→ダナン→フエ
4ヶ国目【ラオス】ヴィエンチャン→ヴァンビエン→ルアンパバーン→パクベン→
5ヶ国目【タイ(再)】チェンコーン→チェンマイ→
一時帰国【日本】北海道
2ヶ月前、少しの不安と期待を胸に日本から旅立ちました。
ベトナムでいぼ痔を発症して約1ヶ月。ベトナム、ラオスの2ヶ国を苦楽を共にした相棒。いや、苦でしかなかったです。
小さくなって治ってきたと思ったら、また復活したりの繰り返し。トイレで間違っていきんでしまったら、しぼんだ水風船に水がたまるが如くまた膨らみ、その後に行動不能になることが多々ありました。そうなってしまうと、うつ伏せになって症状が和らぐまで大人しくしてるしかありませんでした。
タイに再入国して、チェンマイの病院に掛かったところ、「帰国して検査してもらったほうがいい」と言われたのがきっかけで帰ってきました。
1年は帰らないつもりで出発したので、この出来事は予想外です。
しかも原因が痔というね。なんと情けなく、面白いことか。
というわけで一痔帰国。もとい一時帰国編です。
日本に着いた次の日、肛門外科のある病院に行きました。小さい頃からよく通っていた病院です。小さい頃は痔では通ってないです。むしろ痔になったのは人生で初めてです。
チェンマイに引き続き、再びお尻をさらします。チェンマイでは見られるだけでしたが、ここではいぼに触れられて
先生「ここ痛いかい?」と言われ、穴に指を突っ込まれたりしました。
「これは便意か?ものすごくう○こがしたい」という思いが頭の中を駆け巡りました。
指を抜かれると便意が気のせいだったことが発覚します。恥ずかしいという感情など何もなく、ただ悶え苦しんでいました。
先生「ここが痔核ですよ。これ切開しますねー」と言われ、その日のうちに手術することになりました。いろいろなサイトを見て手術があるかもしれないと覚悟はしていましたが、いざそういう状況になるとビビります。
処置室奥の手術用のスペースに案内されてうつ伏せで寝転がります。もちろんお尻は丸出しです。
先生「痛み止め打つよー。これ痛いからねー」
ブスリ
「がっ!」
頭の先から尻の先まで電撃が突き抜けたような、串刺しにされるような衝撃が走ります。
しかもそれが1本だけじゃなくて何本か刺されました。お尻に。
3本も刺されたら、串刺しにされたウナギに肩を並べられます。
手術中は麻酔はしていても、肛門周りに違和感を覚えます。縫合されている感覚も何となくわかりました。
手術が終わり、起き上がると自分の寝ていた台が血まみれでした。
まるで事件現場。いぼ痔手術殺人事件。コナンのタイトルにありそう。被害者は僕です。
膝を曲げるのに何となく抵抗があり、パンツを履くのも辛い状態でしたが、やっとのことで着替えて会計に向かいました。
お尻に違和感がありすぎて座りたくなかったので、立って待っていました。
突然、視界が黒くぼやけてきて立ち続けるのが困難な状態になり、さらに胃も気持ち悪くなりました。
なんとか壁を伝って処置室に行き助けを求め、横になって休ませてもらいました。
回復後、再度お会計へ。
請求額なんと
46186円
住民票を抜いているので、国民健康保険は入ってません。全額負担恐ろしいです。今回帰国するときに乗った、チェンマイから新千歳空港の飛行機代より高いです。
でも、帰国中の病院代も海外旅行保険の対象となってるので安心です。さらに帰りの飛行機代も補償対象になるか保険会社に質問したところ、タイの病院の先生が帰国を進めたのであれば保険が下りるかもしれないとのことでした。
補償されたら非常にありがたい。
手術後はう○こをすることに抵抗がありましたが、何とかこなすことができました。全然痛くなかったです。
縫合してるから何となくそれだけで痛いというイメージがあったのでホッとしました。
痔の症状、痔の手術ともにきつかったです。治ったらまた旅立ちます。これからも食べ物によって便が緩くなったり、長距離移動が続いたりしますが、今まで以上にいたわります。
いろいろ辛かったです。痔獄・・・じゃなくて地獄でした。
振り返ると、この2ヶ月の旅の約3分の1が痔を発症してたことに気づきました。
次、出国するときはタイよりさらに西に行く予定です。
「世界一周 序章 痔と東南アジア編」 完
続く
久しぶりにブログを見てびっくりしました。
お大事にね。
また、ブログ楽しみにしてます♪
ホーチミンにいたときはまさか帰国するなんて思ってなかったです。しっかり治してまた行きます。