再就職できました!
約1年の間、住所不定無職で海外を転々としていましたが、無職を脱出することに成功。
就職活動は「苦労した?」と、問われたなら「苦労した」と答えます。
「ただ就職する」ということが最終目的ではなく、「自分が本来やりたかった仕事に就くこと」を目的としていたから苦労したように感じた。
旅をしようと思ったきっかけが「不本意な部署異動で本来やりたかった仕事ができなくなった」というところから始まっているので、会社選びは妥協したくありませんでした。
応募した会社の数はおよそ20社。
書類選考を通過して面接にこぎつけたのは6社で、最終的に1社の内定をもらいました。
就職活動開始から内定をもらうまでに要した期間は、およそ3ヶ月でした。
バックパッカーの再就職活動
以前の会社では約10年間システムエンジニアをやっていて、帰国後も同じ業界で働くつもりでいました。
だがしかし、
僕は他社に誇れるスキルがありません。
なにもないんです。
正確にいえば、現在主流となっている技術についての業務経験がありません。
僕にとっては1年間、海外で遊びほうけているということよりも、スキル不足がネックとなりました。
正直、これまでの自分の経歴がうらめしいと思ったのは初めて。
面接でもスキル不足について、どうカバーするかを突っ込まれました。
さらに、僕は30代前半。
一般的に30代前半というと、最も脂が乗っていて部下もできてくる時期。
スキルのない30代中途採用を気長に育ててくれる会社なんて、まずありえません。
求められてるのは即戦力なのです。
就職活動を始めてみると、自分の市場価値というものがわかってきます。
書類選考落選の通知や、面接で「今回は残念ながら」から始まるお祈りメールに嘆き、感触が良かったなと思ったところでさえ落ち続けました。
「自分がやりたい業務内容の会社での就職はできないかもしれない」
海外で遊びほうけて、仕事を選ぶなんて贅沢してるんじゃねぇよとか言われるかもしれません。
地元で就職活動をしていましたが、地元を離れることも考えてました。
内定を一つももら得ない状況が続いて、すべてにおいてネガティブになってきました。
就職活動中「もうだめかもしれない」とか「会社をやめなかったらどうなっていただろう」ということが頭をよぎったのは1度や2度ではありません。
30過ぎのスキルがない、しかも1年間無職だった人間を雇ってくれるか?と自問自答し続ける日々。
海外に行くときはどんな事にも耐えると意気込んでいましたが、さすがに凹みます。
応募対象の会社もなくなって、いよいよ妥協するしかないのかと思っていたその時、内定をいただくことができました。
バックパッカー経験は就再就職にプラスになるのか?
プラスにもなるし、マイナスにもなることもあります。
僕は職務経歴書に補足として、仕事をしていない期間は海外渡航をしていたと書きました。
転職エージェントさんが「空白の期間はなにをやっていたのか?病気とかではないのか?」という疑いを人事の方に持たせないために、海外渡航してた旨を書いた方がいいよと言われたので書きました。
すると、書類選考が通った会社の面接で「海外渡航というのが気になったから話してみたいと思った」と言われたりしました。
実務から長く離れていたということはマイナスポイントになります。
実際、実務から長く離れていたからと落選したということもありました。
面接でバックパッカーについて質問されるか?
面接を受けたすべての会社から海外渡航について聞かれました。
質問のされ方のパターンとしては
「職務経歴書に海外渡航とあるけど何処に行ったんですか?」
と直接質問してくるパターンと、仕事していなかった時期を指摘されて
「この働いていない期間はどうしていたんですか?」
と僕に答えさせようとするパターンがありました。
「海外に行って学んだことは?」という質問は100%されました。
回答としては、海外で得た経験をどう仕事につなげるかを答えました。
軽く聞かれておしまいというパターンが多かったです。
バックパッカーが就職活動を終えて
就職活動は自分の希望を100%叶えようとすると苦労します。
給与や、勤務地、業務内容を選ばなければ、路頭に迷うことはないように思えます。
幸い僕は希望していた仕事に就くことができました。
本当にラッキーだったと思います。
そしてなんと、1年無職だったにもかかわらず前職よりも給料が上がりました。
会社を探す際は、職務内容にこだわったけど給料にはあまりこだわっていなかったので、うれしい誤算です。
再就職してから3ヶ月が経って試用期間も終わりました。
1年間働いていなかったけど、意外にも違和感なく平日働く日常を過ごしています。
海外を旅したことが夢だったんじゃないかと錯覚するほど、ごく普通の生活をしています。
けれど、旅に出る前に感じていた「人生このままでいいのか」「このまま何もやらずに人生を終えるのか」悩みや、ストレス、葛藤はほぼ消えました。
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