31歳にして、人生で初めて海外に足を踏み入れました。
現在はタイの首都であるバンコクにいます。
ようやくホテルでゆっくりできてホッとしています。
それにしても、半端なく暑い。今の時期タイは雨季の前らしく湿度が高い。
搭乗手続きで引っかかった
5月3日、出国の日。
初めての国際線ターミナル。国内線との雰囲気の違いにドキドキしてきました。
搭乗手続きをするためにカウンターへと向かいます。
台北→シンガポール→バンコクと乗り継いで行く便を予約していました。
カウンターで先制パンチを食らう。
「ビザは?」
僕「ないです」
「・・・。タイのビザを取得していない場合は帰りの便か、タイから出国する便を取ってないとバンコク行きのチケットを発券できません」
僕「!?」
「シンガポールまでのチケットのみ発行するので、シンガポールに一度入国してタイから出国する便の飛行機の予約を必ずしてください」
なんとなくカウンターのお姉さんが不機嫌そうに感じましたが、出国手続きをすることはできました。
タイはビザなしで入国できるのでこの出来事は予想外でした。
「まあいいや、シンガポールに着いたら考えよう」と1つの不安要素を抱えて飛行機が飛び立ちました。
飛行機の中で何かを配っているぞ
関空→台北の飛行機の中にて。
客室乗務員の方が何かを聞きながら歩いてきます。手を挙げた人に何かのカードを渡しているようです。
なんだかよくわからないが大半の人が受け取っていました。
流れでなんとなく僕も受け取ってしまいました。
これは台湾に入国するときに必要な入出国カードでいらなかったです。
国際線では、飛行機で目的地の国の入出国カードが配られるようです。
シンガポールで搭乗手続き
到着したのは午前2時過ぎ。
そのままタイから出国する便の予約をせずに航空会社の窓口に行きました。まだカウンターに誰もいない。
数時間後に搭乗手続きのカウンターに何気ない顔で搭乗手続きをしに行きました。そこでもビザの有無と、帰りの便について英語で聞かれます。
陸路でアジアを周遊する旨を、知っている単語とジェスチャーで伝えようとしました。たぶん全く何も伝っていない。搭乗手続き担当のお兄さんがどこかに電話をして確認してくれたところ、無事に搭乗手続きが済みました。
飛行機に乗ることができて、朝の9時前にバンコクに到着しました。
ついにバンコクに到着。荷物がない!
入国ゲートの前で入出国カードをもらっていないことに気づく。飛行機の中で爆睡してたせいで入出国カードを受け取りそびれてしまってました。
ゲート前の台で必死に書こうとしました。
「英語が分からなく何を書けばいいのかわからん・・・」
スマホの翻訳アプリで単語を調べながら書きました。
入国ゲートに向かいます。
さあ、ビザも帰りのチケットもないけど入国できるか!
・・・
ドン!
「通っていいぞ」というようなことを言われました。何か質問されると思って身構えてましたが、なにもなく拍子抜けしました。
荷物を受け取りに行きます。入出国カードを書くのに時間がかかったので、周っている荷物は少なかった。
メインバッグはすぐ見つかる。
が、2つ預けたはずの荷物のもう一つがない。出てくる気配もなく、周りを見渡しましたがどこにもない。
どうしよう。
従業員らしき人に「Lost baggage」と言ってみる。
「!”#$%・・BFS・・&’()」
聞き取れねぇ・・・。
早口で何を言ってるのか全然わかりません。かろうじて「BFSに行ってください」ということだけ理解できました。
BFS周りには多くの荷物が置いてありました。ですが、そこに僕の荷物はありませんでした。
従業員に荷物の特徴を伝えてみたら、「一緒についてきて」と言われ、ついて行きました。
ついていった先は規格外荷物のローディング。そこに見慣れた荷物が。
あった!
税関をくぐり、ようやく到着ゲートから抜け出しました。
何処へ連れていく気だ?
ホテルはカオサンロードというところの近くなので、まずは電車でパヤタイまで移動しました。
ここからが地獄でした。
外に出るとバンコクはクソ暑い。僕は寒い北海道から来たので、とても耐えられる暑さじゃなかったです。さらに慣れない重たいバックパックを背負って歩いているため、容赦なく体力を奪っていきます。3m歩いただけで一瞬で汗が噴き出してきます。
クーラーの効いたコンビニや、ショッピングモールで涼みながら少しずつ移動しました。必死にタクシーを拾って、カオサンロードまで行きました。
ホテルはカオサンロードから近いはずですが、土地勘がないのでどこに行けばいいのかわかりません。カオサンロードで地図を眺めていたら現地のおじさんに話しかけられました。
予約したホテルに行きたい旨を伝えると、トゥクトゥクという乗り物に乗っていけばいいよと言われました。
おじさんがドライバーを呼び寄せて、ホテルに連れて行ってくれるというので乗り込みました。
これがいけなかった。
連れていかれた先は観光インフォメーション。中に入ってみると、日本語の話せるタイ人スタッフに何故かいろいろツアーの案内をされます。
「このホテルがいいよ」とか「海がいいよ」とか。
「こっちは短期間の旅行じゃないんだよ。そんなに金使ってらんない」とか思ってました。とにかく一刻も早くホテルに行きたいので、すべて断って出てきました。
街中で話しかけられてトゥクトゥクドライバーを呼んだ場合それには乗らないほうがいいです。
外に出ますが現在地が全然わかりません。記憶を頼りにトゥクトゥクがたどってきた道を戻り、カオサンロードの近くまで戻ってきました。
街中の案内の地図とグーグルマップを照らし合わせて何とかホテルを発見しました。
カオサンロードからものすごく近かった。
ホテルの外観と内装はこんな感じ。
出国してからケンタッキーだったりファミリーマートのパンだったりと、海外らしいものを食していなく、部屋で1人休んでいたら急に得体のしれない不安が襲ってたりしたので、ホテルに荷物を置いて食事に出ました。
カオサンロードにあるお店で、メニューの名前は忘れましたがこんなものを食べました。
手前のもやしとニラは生でした。
こういった不安は旅慣れしたらおさまるのだろうか。
長い1日が終わりました。