仕事をしていたころの自分目線から見て憧れていた非日常が、今まさに日常になっています。
気が付くと、7月に入り、家を出てから2ヶ月が経過しました。
海外に来てから、移動→宿泊→移動→宿泊→(以下ループ)の日々を送っています。
1ヶ月経過したころは、まだなんとなく自分の日常は日本にあり、海外に気軽な観光旅行に来ているという心境だったのが、今は日本での日常の記憶が薄れてきて、今の生活が日常化しています。
旅慣れてくると、どんな街並みや絶景を見ても心が動かなくなるという話をよく聞きますが、そういうわけではありません。
2ヶ月が経った今、頭の中で感じていることを整理してみました。
非日常が日常になったというのは、どういうことなのか。
僕の場合は、海外のいろんな国を転々としている日々、この移動の連続の日々を当たり前のように感じられてきました。10時間を超えるバス移動をするのは普通だし、宿で手洗い洗濯をしたり、お腹がすいたら当然のように外の屋台にご飯を食べに行く。良さそうな観光スポットや絶景ポイントを教えてもらったり、見つけたら、そこに向けて移動するなどなど・・・。
そういった生活に対して、違和感を覚えなくなったというか、むしろ何も考えなくなったという状態になりました。
非日常が日常化しても、日々の生活に疑問が生まれた
職場で働いていた時の自分は「このままでいいのか?」という問いを、人生に対してや、自分自身に対して感じていました。
「人生を変えたい!」「もっと自分はこうなりたい!」というハッキリとしたイメージがありました。
それで出した答えが世界一周をするということ。
1人で海外を旅して非日常を経験したら「何か変わるんじゃないか」「変われるんじゃないか」などと思っていました。
実際に最初の1ヶ月はとても刺激的で、いろいろな初めてを経験しました。0だったものがどんどん1になっていく感覚。
非日常が日常になるにつれて、そういったことが当たり前になっていき、このまま旅を1年続けても何も変わらないんじゃないかと思い始めました。
そしてまた疑問が生まれます。
「こんな旅でいいのか?」
自分には主体性がなかった
7つの習慣という書籍があります。いわゆる自己啓発本で以下のような内容です。
1.私的成功
第一の習慣 主体性を発揮する
第二の習慣 目的を持って始める
第三の習慣 重要事項を優先する
2.公的成功
第四の習慣 Win-Winを考える
第五の習慣 理解してから理解される
第六の習慣 相乗効果を発揮する
3.再新再生
第七の習慣 刃を砥ぐ
今の自分の思考を整理していたら、この本の内容を思い出しました。この本を4年くらい前に読んで、感銘を受けました。
その中でベースになっている考え方で「インサイド・アウト(内から外へ)」というものがあります。
”あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることである。つまり、人や環境から影響を受けるより、影響を与える人になる”
ということが書かれています。
- 自分が変化するきっかけを外に求めていたので、行動に主体性がなかった
- 自分の目的がぼやけていて何に向かっているか認識できていなかった
こういった理由で今の自分の状況に対して、疑問を感じたのではないかということです。
これからの旅のスタイルを考える
そもそも、世界一周しようと思ったきっかけは何か?
「高橋歩さんの本を読んだのがきっかけ」
なぜその本を読んで世界一周をしようと思ったのか?
「好奇心が刺激されてワクワクしたから」
これが原点です。
ただ、どうやら僕は好奇心を満たすだけでは、旅の目的を達成できないようなので
「好奇心を満たす」ことと
「外から影響されるのではなくて、目的を明確にして自分自身からも外に働きかける」
この2つを実践していくことが大事なのではないのかと思います。