約1年かけて世界一周に行ってきます。
海外に行っている間に日本でかかるお金があったりするので、免除したりする手続きを行いました。。
僕が行った公的手続きをまとめました。
住民票を抜く
長期間海外に行く場合には、住民票を抜いて海外に転出することができます。
長期間というめやすはおよそ1年らしい。
住民票を抜くことで国民健康保険、国民年金の支払い義務がなくなります。
僕は約1年間日本を離れる予定なので、住民票を抜くことにしました。
住民税はどうやって支払うか
住民税は、1月1日現在の住所地で、前年の1月1日から12月31日までの所得に対して課税されます。
税額は毎年5月までに決定され、6月から納税開始となります。
僕は4月25日に退職して、住民税は毎月給料から天引きされていました。今回の4月の給与で昨年度の4月分と5月分の住民税が天引きされましたので昨年分の支払いは完了しています。
平成28年度分の住民税については、平成29年5月分まで支払う必要があります。
税額については5月に決定して6月に納税通知書が届き今年分の住民税額が発覚し、1年分を一括で支払うか、年4回に分けて支払うか選択できるらしいですが、納税通知書が届く頃はすでに日本にいません。
札幌ではそういった場合に、納税管理人というものを立てて代わりに支払ってもらうという方法があります。
納税管理人を立てるには書類を書く必要があり、本人と管理人となる人の印鑑が必要になります。
書類を受け取る方法は2つあります。
札幌の場合は、管轄の市税事務所に行って書類をもらう方法と、郵送で送ってもらう方法があります。僕は出発まで余裕がないので直接事務所に行ってもらってきました。書類を記載し、郵送したら手続きは完了となります。
手続きが完了すると、6月に納税通知書が納税管理人の住所に届き、代わりに支払ってもらうということが可能になります。
親を納税管理人としたました。お金をあらかじめ親に渡しておいて、代わりに支払ってもらうことにしました。
国民健康保険はどうするか
会社を退職すると、社会保険を喪失するので国民健康保険に切り替えることが可能です。
住民票を抜く場合は国民健康保険に加入することができませんが、退職日から出国日の間までは国民健康保険に加入することができます。
僕の場合、4月25日から5月3日まで保険未加入となるのですが、短い期間だから加入しなくてもいいかなと思っていました。退職日前日に39度弱の熱が出て焦りました。ここで病院にかかると医療費は10割負担です。
加入する場合は社会保険の資格喪失証明書が必要となります。
国民年金はどうするか
退職すると厚生年金から国民年金に切り替えることができます。
住民票を抜く場合は、カラ期間として年数がカウントされますが、受給総額が減ります。
追って納金することも可能なので、僕はカラ期間とすることにしました。
ただし、給与から支払っていた厚生年金は前月分となっており4月分を支払う必要があります。
退職日を証明できる資料があれば免除も可能らしいのですが、支払うことにしました。
手続きには年金手帳が必要です。会社勤めをしていた場合は、退職時に年金手帳が返還されるので手続きを行えるのは退職日以降になります。
確定申告はどうするか
会社勤めの場合は年末調整を行えば所得税の計算は終わりですが、そうでない場合等は確定申告を自分で行う必要があります。
定められた期間内に確定申告を行う場合2つの方法がある。
1.今年分の収入が確定している場合先に確定申告を行う
2.代理人を立てて確定申告を行う
1の方法は可能性は低いですが、とある事情により発生するかもしれないのでパス。
2の方法は気が進まないので他の方法がないか税務署で聞いたところ、帰国後の確定申告可能とのことでしたが、期限を過ぎて手続きを行うと延滞税が発生するとのこと。
還付金のみ発生の場合は特に関係ないとのことでしたので、帰国後に確定申告を行うことにしました。
延滞の手続き等は必要ないです。
おわりに
海外にいるときに確定する住民税の支払いがポイントでした。
僕は親にお金を振り込んでもらいましたが、頼る人がいない場合は違う対策を講じる必要があります。
公的手続きについて不明点がある場合は、市役所等に早めに確認しておきましょう。